1か月から数か月の短期的な利用を想定したマンスリーマンションは、出張などの幅広い用途で使えるサービスです。短期的な生活拠点とはいえ、内見しておきたい人も多いかと思います。ここでは、マンスリーマンションの内見について、内見できる場合および、できない場合のチェックポイントについて紹介します。

マンスリーマンションの内見はできる？

一時的な生活拠点として利用するだけとはいえ、1か月以上慣れない土地で暮らす場合には不安を感じてしまう人も多く、事前に部屋の確認をしたいと思う人は多いのではないでしょうか。しかしながら、一般的にはマンスリーマンションでは内見を受け付けていない会社が多いです。

なぜなら、マンスリーマンションは短期滞在を想定していることが多いため、内見する日に入居者がまだいる場合が多いからです。また、物件の紹介にスタッフの時間が取られてしまうことから内見を避ける業者も多いです。

ただし、業者によっては内見を受け入れているところもあるため、どうしても事前に部屋の状況を確認したい場合には問い合わせしてみましょう。同じマンション内の類似した部屋を参考として内見させてくれることがあります。

マンスリーマンション内見時のチェックポイント

人それぞれ大切にするポイントが違いますが内見時に確認したいポイントについて見ていきましょう。

部屋の大きさ

部屋の大きさは業者のサイトを確認すれば記載されていますが、感覚的にどれくらいの広さなのかは、実際に目で見てみないとわかりません。とくに一人暮らしの経験がない場合には、数字が表す広さが感覚的にわからないこともあります。快適に過ごすことができる部屋の大きさかどうかしっかりと確認しましょう。

日当たり

一般的には南向きの部屋は日当たりがよいとされていますが、周りがビルなどの大きな建物に囲まれている場合はそうはいきません。内見をした際にはどのくらい日当たりがあるかをチェックしましょう。

設備の劣化度合い

建物の築年数や劣化度についても見ておきましょう。ホームページの写真では一部しか確認できず、またいつ撮影されたものかもわからないため実情がわからないことが多いです。設備を含めた部屋の経年劣化については内見で重点的に確認しておきましょう。

周辺環境

部屋だけでなくマンションの周辺環境も大切なポイントです。治安がよさそうか、夜に騒音がないか、買い物は不便でないかなど確認しましょう。治安の悪さや車や電車の騒音は、日々の生活の中でのストレスにつながりますのでしっかり確認しましょう。

備付家具・家電

どのような家具や家電が備え付けられているか確認しましょう。大きな家具や家電だけでなく、ハンガーやドライヤーなどの細かい備品まで整っていることもあります。ホームページでも確認はできますが、内見の際に具体的に確認しておくことをおすすめします。備付の家具や家電があまりにも古い場合には別途持参しなければいけない可能性もあります。

内見ができない場合に確認するべきポイント

内見が難しい場合には、内見以外の方法で部屋の状況や設備を確かめましょう。

情報サイトの写真

不動産情報サイトに掲載されている写真やパノラマ画像などで、部屋のイメージをあらかたつかむことができます。サイトによっては動画を配信しているところもあるので、細かい状況を知ることが可能です。業者によっては、より細かい設備や箇所の写真をリクエストすればメールで送ってくれるなどの対応をしてくれる場合もあります。たとえばトイレの扉が開く方向によって動線が変わったり、収納に関しても扉の開き方で使い勝手が変わったりするので気になる点があれば事前に確認しておきましょう。

業者選び

業者によっては扱っている物件の内容や雰囲気を充分に把握せずに紹介していることもあります。問い合わせや相談で連絡をした際に、こちらの要望を細かい点まで聞き出してくれたうえで、部屋の雰囲気や設備だけでなく周辺環境まで丁寧に説明してくれる業者かどうかを確認することも大切です。

周辺環境の確認

内見ができない場合に便利なのがGoogleマップのストリートビュー機能です。物件周辺を移動しながら360度パノラマ画像で確認ができるため、マンション周辺の雰囲気や商業施設の場所を確認するのにとても便利です。職場までのアクセスや商業施設までの移動方法などを想定しながら立地面にも目を向けておきましょう。

まとめ

マンスリーマンションは短期的な利用に最適のサービスですが、入居者の入れ替わりが激しいため内見できないことが多いです。入居後にギャップやトラブルが起きないように、できるだけ事前確認をしておきましょう。情報サイトの写真で物件や周辺環境を確認し、日当たりなどの判断が難しいポイントや気になる点があれば業者に問い合わせることも大切です。複数の業者に問い合わせをしてみて自分のリクエストに応えてくれる相性の合う業者へ依頼することをおすすめします。

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