マンスリーマンションとウィークリーマンションの違いはどんなところ?
出張や単身赴任、住居がきまるまでのつなぎとして、マンスリーマンションやウィークリーマンションは、とても便利な存在です。広島県にも多数存在し、とても居心地のよい空間になっています。しかし、用途によって、どちらを利用すべきか迷うでしょう。ここでは、マンスリーマンションとウィークリーマンションの違いを解説します。
マンスリーマンションの特徴
滞在できる期間は1か月から1年です。保証人が必要なケースと不要なケースがあります。ここでは、マンスリーマンションのメリット・デメリットを解説します。
メリット1
初期費用を安くすませられる
通常の賃貸物件では、敷金・礼金・仲介手数料がかかることが多くなります。しかし、これらが不要なので、初期費用を大きくおさえることが可能です。さらに、火災保険・カギ交換もありません。通常の賃貸契約であれば、初期費用は家賃3か月分以上といわれます。急な住まいをさがすときには最適です。
メリット2
家具・家電・ネット環境がそろっている
必要性のある、家具・家電は大体そろっています。基本は、ベッド・テーブル・カーテン・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・エアコンなど。また、掃除機やアイロンなど、小型家電は別途レンタルしている場合もあります。生活用品は、1からそろえると、時間も費用もかかります。スムーズな引っ越しができるので、とても便利です。また、ビジネスで利用するかたが多いので、インターネット環境が完備されています。月額に使用料がふくまれているので、とてもお得です。
メリット3
入居審査が通りやすい
審査は、郵送かメールで書類をおくります。顔つき身分証明書と申込書を送付するだけで、とても簡単です。また、通常の賃貸契約よりも審査が通りやすいので、気軽に利用できます。そのかわり、必要費用は前金全額支払いが基本です。もし、1年間住む場合はそれなりの費用を準備する必要があります。保証人が不要なケースが多いので、前金にて信頼を得るイメージになります。
デメリット1
家賃が高い
初期費用がかからないぶん、地域相場よりも高い場合があります。目安としては、15~20%増し程度です。地域や滞在期間によっては、通常賃貸にすむほうがお得な場合もあります。初期費用・家財費用などトータルで考えることが重要です。
デメリット2
見学ができない
マンスリーマンションは、契約する直前まで、先住者が利用しているケースが多くあります。そのため、部屋のなかを見学できません。間取りは把握できても、日当たりや、騒音などが分からないままの入居になります。外からでもよいので、日中に窓やベランダにどの程度、日光が当たっているかを確認するとよいでしょう。
デメリット3
契約延長は不可
基本的に、次の契約者がすぐにうまっている状態なので、契約延長はできません。そのため、滞在期間が未定のときは、すこし長めに契約する必要があります。しかし、途中解約になっても返金はされないので、計画的に利用することが重要です。
ウィークリーマンションの特徴
滞在できる期間は1日~30日です。保証人が不要であり、法律上ではホテル・旅館とおなじあつかいです。また、マンスリーマンションとおなじく、家具家電がそろっています。ここでは、ウィークリーマンションのメリット・デメリットを解説します。
メリット1
ホテルよりも安い生活になる
短期滞在の場合、ホテルも選択肢になるでしょう。しかし、清掃サービスなどがないので、もちろんホテルよりは、割安になります。また、自炊できるので、食費をおさえることにもつながります。全体的なコストが、おさえられることはメリットです。
メリット2
すぐ入居ができる利便性
保証人不要なので、身分証明書の提出だけで、住むことが可能です。また、マンスリーマンションとおなじく、電気・ガス・水道・インターネットの届けも、必要ありません。日用消耗品と衣類があれば、簡単に生活できるようになっています。また、ホテルとは違い、来客があっても、フロントに案内させる必要はありません。いつでも、家族や友人を気軽に呼べます。
デメリット1
延長しにくい
基本的に、契約日数延長はむずかしくなっています。場合によっては許可されることもありますが、その場合ホテル利用のほうが、お得な場合もあります。数日の延長であれば、格安ホテルをさがして、しのいだほうがよいでしょう。
デメリット2
退去費用に注意が必要
家具・家電、そのほか備品や内装など、損傷や汚した場合、多額の費用を請求されます。丁寧な利用を意識しなければなりません。
マンスリーマンションとウィークリーマンションの違い
それぞれのメリット・デメリットがあるマンスリーマンション・ウィークリーマンションですが、一番の違いは法律です。マンスリーマンションは「借地借家法」が適用されます。建物を大家が運営しており、契約したうえで、部屋を貸すという業態です。
一方、ウィークリーマンションは「旅館業法」が適用されます。建物に一時的に泊まらせることが目的の業態です。しかし、利用者側としては、期間と金額の違いだけであり、居住スペースとしてはほぼおなじです。
まとめ
短期滞在の場合、いかに安くすごせて、次の引っ越しが身軽な状態であるかが重要です。マンスリー・ウイークリー問わず、気軽に住めることは、とても魅力的です。広島県内であれば、便利な立地に、清潔で安心してくらせるマンションが沢山あります。急な滞在がきまった場合には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。時間・コストともに、満足できる生活ができるでしょう。