尾道市ってどんなところ?魅力や住みやすさを紹介!
みなさんは、尾道市と聞いてどんなイメージでしょうか。きっと「尾道ラーメン」を浮かべる方も少なくないでしょう。尾道市には、知る人ぞ知る有名スポットや、海・自然・美味しいものがたくさんあります。
そこで今回は、尾道市の魅力や住みやすさについてまとめてみました。広島への移住を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
豊かな自然と賑わう観光スポット
人口およそ12万8千人の尾道市は、広島県の南東部に位置し、移住先や観光都市として人気があります。エリアによってさまざまな特徴があり、北は山間部、中心市街地は観光スポットになっているのが特徴です。
また南は瀬戸内海に面しているので、自然豊かな町並みも印象的でしょう。ここでは、尾道市の特徴を紹介します。
南東部に位置する
尾道市は、広島県の南東部、瀬戸内のほぼ中央に位置する町です。2006年1月に因島市・豊田郡瀬戸田町と合併し、2015年・2016年・2018年には日本遺産(尾道水道・村上海賊・北前船寄港/船主集落)にも認定されました。
大半が山地になっているため、自然に恵まれており、観光スポットも多く立ち並んでいます。移住先として人気がありますが、それぞれ特徴や雰囲気が異なるので、移住前に魅力や住み心地などを調べておくと安心です。
観光地が多い
尾道市といえば、観光都市としても有名です。あちこちに観光スポットがあるので、県外からも観光客が多く訪れており、ニューウェーブの穴場スポットも多数オープンしています。
代表的なスポットは、しまなみ海道・ONOMICHI U2・商店街・猫の細道・千光寺です。なかでもしまなみ海道は、知らない人はいないのでは?というくらい、全国的に有名な観光スポットです。
しまなみ海道は「西瀬戸自動車道」の愛称でも知られています。尾道市と愛媛県今治市を結ぶ海道は全長約60kmもあり、さらにそこから各島へと7つの橋が織りなしているのが特徴です。徒歩や自転車でも渡れるので、サイクリングロードとしても有名です。
ONOMICHI U2は、レストランやバー、カフェなどが入っている複合施設です。海運倉庫を改修しているので、施設内は広々としており、自転車を持ったままチェックインすることもできます。
尾道市といえば、尾道本通り商店街も忘れてはいけません。「商店街が観光スポット?」と驚く方もいると思いますが、一般的な商店街とは異なり、レトロな雰囲気が観光客にとても人気があります。
お店も、カフェや雑貨屋など約210店舗近くもあるので、長時間過ごしても苦になりません。好きなお店をピックアップして訪れてみてください。
猫の細道は、艮神社の東側から天寧寺三重塔にかけて続く道です。その長さは約200mあり、周辺にはお店や美術館などが点在しています。作家・園山春二さんの「福石猫」を路地に置いたことで「猫の細道」と呼ばれるようになったそうです。
千光寺は、大同元(806年)に創建されたお寺です。境内から一望できる尾道市の町並みが素晴らしいと人気があり、とくに夜に訪れると美しい夜景を眺望できます。
名物・尾道ラーメンが美味しい
尾道市は、八朔やレモンなどの柑橘類と並んで、尾道ラーメンも有名です。80年以上の歴史を誇るこのラーメンは、鶏ガラ+魚介類を主体としたシンプルな味わいが特徴的です。平打ち麺と、上に散らした背脂のミンチがしっかりマッチしています。
もとは牛骨と豚骨でとった白濁スープでしたが、昭和30~40年にかけて今のスープへと変わっていったようです。現在は、人気店スタイルと戦前からの中華そばスタイルの2つに分類されます。
治安がよく移住先として人気
安心して住むなら、治安もチェックしておきたいところです。
尾道市は、市街と郊外で特徴が異なります。極端に治安が悪いエリアはないものの、飲み屋街はどうしても治安が悪くなりやすいため、夜遅い時間の帰宅時は注意したほうがよいでしょう。
治安がよいので安全
全体的に見ると、治安はよいほうです。駅周辺には交番もありますし、ファミリー世帯も多いので「物騒な町」という印象はありません。
しかし、エリアによって特徴や雰囲気が違うため、移住する場合は注意が必要です。夜道は人どおりの多い道を選び、防犯対策もしっかり行っておきましょう。
交通利便性が高い
JR・新幹線・国道などが利用でき、交通利便性は悪くありません。また、駅からのバスも頻繁に出ているので移動も容易です。
ただし、JR尾道駅と新尾道駅はつながっていないため、移動には路線バスを利用することになります。向かう駅によっては、少々不便に感じるでしょう。
一方で車を利用する場合、市街地に国道2号線が走っています。山陽自動車道と東西に通過すると、尾道インターチェンジがあり、尾道ジャンクションを利用して北方面へ尾道自動車道が分岐する仕組みです。さらに、御調エリアには尾道北インターチェンジもあります。
愛媛県へ移動するための「しまなみ海道(西瀬戸自動車道)」もあるので、交通利便性は高いといえるでしょう。
子育てしやすい環境
尾道市は、おむつ定期便や支援アプリなど、子育て支援・事業にも積極的に取り組んでいます。また、子育てが楽しくなる施設や公園、さらには教育機関や医療機関も多いので、安心して子育てに専念できるでしょう。
さらに、ファミリー向けの物件が多いのも特徴です。
6つのエリアそれぞれに魅力がある
同じ尾道市でも、市街・郊外など、エリアによって魅力が異なります。ここでは、主なエリアを6つにわけ、それぞれの特徴を紹介しましょう。移住を検討している方は必見です。
尾道市街
「尾道」と呼ばれていた市街エリアは、坂が多く道も狭いので、家が密集しています。昔ながらの雰囲気もしっかり残っており、古い寺社や観光スポットが多いのが特徴です。
一方で国道やJRもとおっているのも市街エリアのポイントです。
尾道郊外
郊外エリアは、市街の北側・東側に位置します。北側は山間部、東側は平地が広がっており、住宅街や商店、企業などが多いのが特徴です。国道2号線やJRも通っているので交通利便性は高いのですが、市街エリアに比べると「尾道らしさ」は薄いかもしれません。
御調エリア
御調エリアは、かつて御調郡御調町だった地域です。ほとんどが山地になるため、中心地に比べると自然が多く、里山暮らしをしたい方におすすめです。車があれば、市街やほかのエリアへのアクセスも良好なので、決して不便には感じません。
向島エリア
向島エリアは、その名のとおり向島を中心としたエリアです。しまなみ海道を走ったときに最初に到着する島でもあり、平地はほとんどありません。
しかし、市街地に近いことから移住先として選ぶ方は多く、夏に行われる「住吉花火まつり」は迫力があり見物です。
因島エリア
因島エリアは、向島エリアの南に位置しています。しまなみ海道を利用すると市街地へ簡単にアクセスできるので、交通の便はそこまで悪くありません。また、ある程度商業も発展しており、海と自然に囲まれているのも魅力的でしょう。なお、八朔の発祥地としても有名です。
瀬戸田エリア
尾道市の最南に位置しているのが瀬戸田エリアです。因島・向島と同じく、市街はしまなみ海道で結ばれており、本州側からは生口島へもアクセスできます。
柑橘類の栽培が盛んですが、なかでもレモンは発祥地としても有名です。そのため、通称「レモン谷」とも呼ばれています。一面に広がるレモンの木は、圧巻の一言です。
尾道市の中でも小さな地区になりますが、自然に囲まれたのどかな環境は、移住先としてもおすすめできます。
まとめ
尾道市の魅力や住みやすさについて紹介しました。
同じ尾道市でも、エリアによってさまざまな特徴があります。とくに因島・向島・瀬戸田エリアは市街・郊外に比べて小さな地域ですが、名産品や特産品も多く、非常に自然豊かです。そのため、移住先としても人気があります。
また、尾道市は観光スポットや子育て支援も充実しています。新旧の文化が交差する町並みは、一度住むと離れられなくなること間違いありません。
移住を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。