賃貸よりお得?ファミリータイプのマンスリーマンションとは
マンスリーマンションはデフォルトで家具の一式が揃っているため、引っ越しの翌日からすぐに生活できるのが魅力的といえます。そんなマンスリーマンションの中には、ファミリータイプのものも存在します。今回の記事では、ファミリータイプのマンスリーマンションに関して詳しく解説しましょう。検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ファミリータイプのマンスリーマンションとは
マンスリーマンションと聞くと、単身の方や出張で短期間の居住を目的としている方が利用するというイメージを抱くのではないでしょうか。しかし、中にはファミリータイプのマンションが存在し、複数人で生活できる空間に整っているものもあるのです。では、実際にどのような特徴があるのでしょうか?
まず圧倒的な違いとして、部屋の数が多いということです。ファミリータイプの場合複数人で生活することを目的としていることが多いため、単身の方が利用するマンスリーマンションと比較して部屋数が多いです。それ以外には家電が大型のものが多く、浴室が広く設定されていたり、各部屋での空調設備が整っていたりします。
このように家族向けの設定がされていますが、子どもや幼児などが住んでいる場合、料金設定が安価になることがあります。物件によって異なるため、連絡をして詳細の確認をするとよいでしょう。そのほかには、室内を定期的に清掃してくれるシステムを導入している物件もあります。これ、完全にオプションのことが多く、追加で料金が発生することが大半です。あらゆる家族に向けたサービスを展開していることがあるため、入居前に確認してみることをおすすめします。
料金体系はどうなる?
料金のシステムは大きく2つあります。それは人数が増えることで1名につき追加で料金が発生するシステムと、もう1つは定員が決まっており、一定数であれば料金に変動がないシステムです。1名ずつ料金が加算されるシステムの相場は、東京24区の場合おおよそ800円~1,200円(税込)程度となっています。しかし、子どもにかかる費用が割引になる物件もあるため、入居前に確認してみるとよいでしょう。
また、一般的な平均の家族では2人~4人程度ですが、その程度であれば料金の変更がない定員のパターンの物件もあります。ただし、人数によって料金は変わらずとも、一定数の家具しか置いていないため、寝具や家具の購入で費用がかかる可能性もあることも念頭に置いてください。
ファミリータイプの利用方法
利用方法としては、基本的には家族で過ごしている場合が一番多いといえるでしょう。短期間で転勤などを余儀なくされる場合は、家族で引っ越しをすることもあります。そのため、家具などが揃っているファミリータイプのマンスリーマンションが重宝されます。ただし、長期間の居住にはどうしてもコストがかかり、割高になってしまうため、注意が必要です。
このほかには、外国人家族が利用していることも多いようです。海外からの留学や転勤など、一定期間を過ぎると母国に帰国する予定の場合は、ファミリータイプのマンスリーマンションがぴったり。家電などはとくに、海外での仕様と異なっていることがあり、コンセントや電圧の値が対応していない場合もあります。また、異国の文化を含めて家具が一式揃っていることからすぐに生活できる環境は、外国人世帯にとってはありがたい存在です。
このほかには、新居へ引っ越すまでの仮住まいとして利用している方も多いようです。この場合、より短期間で過ごすことになるため、敷金や礼金のかかる賃貸物件よりも初期費用がかからないケースがあるから。
上記で説明したパターンのほかに最近多くなってきているのが、知人や友人同士で同居するケースです。ファミリータイプのマンスリーマンションは部屋の数が多いことがあるため、各部屋を自分のスペースとしてリビングやトイレなどを共有スペースと考えて住んでいるかも多いと聞きます。家賃としての出費も人数分で分割すれば、居住環境が広く快適な物件に格安で済むことができるからです。通常の物件では知人同士複数人の居住を拒否されることもありますが、ファミリータイプのマンスリーマンションでは可能なところが多いようです。
ゆとりのある生活をしたいなら単身でもおすすめ
これまでの解説では、複数人での生活が大半を占めると述べてきました。しかし、実は単身で広々と快適に過ごしたい人の利用もあるようです。とくにビジネスマンなどの多忙でストレスの多い仕事をしている人は、日常生活にゆとりを持ちたいと感じている方もいます。ファミリータイプのマンスリーマンションはその特性から都心部に建築されることが少なく、やや離れた都会の雑踏を避ける場所に建てられているものが多いです。
物価の高い都心で同様の物件に住むよりは、費用が同等の物件に住めるため、その点も魅力的といえます。寝る場所だけの確保という考え方よりも、しっかりと疲れを癒す環境に身を置きたいという需要が多いようで、単身のビジネスマンなどに選ばれることがしばしばあります。
まとめ
ファミリータイプのマンスリーマンションといっても用途は多様で、あらゆる生活スタイルに沿った利用方法があることが分かりました。以上の解説を参考に、ぜひファミリータイプのマンスリーマンションの利用を検討してみてください。